サードインパクト後(都合よく)平和になった世界での話。
NERVは情報公開をし、ごたごたを乗り越え日本政府の特別研究機関となった。
当然、国家公務員なので土日祝日は休みである。
・・・・・・最高責任者のこの2人にはあまり関係ないが。
「ふっ問題ない」
「・・・・・・いきなりどうした碇?」
「冬月、喉自慢大会をやるぞ」
「は?」
ということで、集められる面々
「いきなり何なのよ!」
「ア、アスカ落ち着いて」
「うっさいバカシンジ!」
シンジとのデート(アスカ主観)を邪魔されてイライラするアスカ。
ボーっとしているレイ。酒臭い匂いを撒き散らすミサト。
旧NERV時代より給料が減った為、時間は出来ても新しいネコを買えずに不満気味なリツコ。
百合道一直線!相変わらず先輩を見つめているマヤ。それを見て涙を流すロンゲ。
結婚と言う鎖に縛られ、自由恋愛が出来なくなったスイカ男と未だミサトを諦めていないメガネ。
それぞれがブツブツ言っているさなか、ゲンドウが口を開いた。
「問題ない」
「それではわからんぞ碇」
「ふっ、喉自慢大会をやる」
「「「「「はぁ?」」」」」
皆困惑するが、次のゲンドウの一言でやる気を出した!
「優勝者には、特別賞金として2000万だ」
「「「「「「「やります!」」」」」」」
そして始まる喉自慢大会。
司会はもちろんこの人、ミスタージャージ!(なんとなく)
審査委員は、綾波ダミーズと変態メガネ、何故かMAGI経由で初号機と弐号機も参加。
トップバッターはアスカさん
「アスカ・・・・・行くわよ。1番、惣流アスカラングレー。曲は・・・・・」
「2番、綾波レイ。曲は・・・・・・林原めぐみで『おもいで』。聴いてください」
なかなか歌のうまいレイに、みんなはヤンヤヤンヤの大騒ぎ。
「3番、碇シンジです。きょ『以下省略』
ミサトが酒徒になり近くにいたスイカとメガネが殲滅されたり、ロンゲが愛を歌ってマヤに気味悪がられたり、
リツコがキューティーハニーを歌ったり、コウゾウがゴレンジャーを歌ったりして、ついにラスト!ゲンドウの番に。
「碇ゲンドウ・・・・・・・・L'Arc〜en〜Cielで『flower 』。聴いてくれユイ」
思い通りにならないシナリオは 戸惑いばかりだけど
今日も会えないから ベッドの中目を閉じて
次の 次の朝までも この夢のキミに見とれてるよ
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
もう 笑えないよ 夢の中でさえも同じこと言うんだね
窓の向こう 本当のキミはいま 何をしているんだろう
遠い日の昨日に 空っぽの鳥かごを持って 歩いていた僕は
きっと君を探してたんだね
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・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
でもって結果発表!
優勝は・・・・・・・・・・・・・・・レイ!
「な、なぜたユイ!私を拒絶するのか!」
その時、MAGI経由で初号機からメッセージが。
「何故だユイーーーーーーーーーーー!」
「ふっ、無様ね」